サンゴに優しい日焼け止め



唐突ですが、
今日は、
「サンゴに優しい日焼け止め」のお話しを。

じつは、
「美ら島物語」からお話しをいただき、
取材をさせていただき、
原稿を書いたものの、
そののちに「美ら島物語」が終了することになり、
取材させていただいた呉屋由希乃さんには大切なお時間をいただいたのに、
くわえて、
皆さんにもぜひ知ってもらいたいと思ったのに、
わたしのパソコンのなかで眠ったままになっていた原稿があるのです。


それが、
この、
「サンゴに優しい日焼け止め」です。


まもなくやってくる3月5日は、
「サンゴの日」。


お読みいただけると、
とてもうれしいです。


では、
はじまり、はじまり~。



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ヒトという生き物は、
都合がわるいことには耳をふさぎがち。
ヒトの耳には蓋があるのです。
たとえば・・・。



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さあ、これから沖縄の海へ飛び込み、

珊瑚を眺めながら、魚たちと一緒に泳ごう!

と、肌に仕上げの日焼け止めを塗り重ねているそのときに、

「サンゴが死んじゃうよ~」と声をかけたられたら、

空耳かな、と思いたくなるのはヒトのサガ。

「あなたがいま肌に塗りたくっているその日焼け止めには、

サンゴにダメージを与える成分がはいっているよ。」


相手からふたたび、わかりやすくこう言われたとしても、

にわかには、この言葉を飲み込めないと思うのです。




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じつは、ここまでのくだりは、

『サンゴに優しい日焼け止め』を作った、

呉屋由希乃さんの体験談。

呉屋さんは座間味島へ行き、

シュノーケリングを楽しもうとでかけたビーチで、

こう言われ、

戸惑いつつも、目の前に広がる海へ泳ぎでました。

が、もはやその日はお茶目な魚たちも、エレガントな珊瑚も、

心に入ってこなかった・・・と。

どういうこと? どういうこと?

なんで私が日焼け止めを塗って泳いだら、

サンゴがダメージを受けるの?



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呉屋さんは帰宅後、パソコンに向います。

そこから調べに調べまくるのです。

ニューヨークで暮らしたこともある呉屋さんは、

英語論文も読みまくります。

勉強に勉強を重ねます。

そうして、ハワイ州ではすでに、

【このエリアではサンゴに有害な日焼け止めは使わず、

酸化亜鉛か酸化チタンを使用した日焼け止めを使用してください。

どのサンゴ礁エリアでも、購入して使用する前に、成分を確認して下さい。】

と記されたポスターが、配られていることを知ります。

くわえて日本を飛び出し世界を見渡せば、

含有成分に応じて、

使える日焼け止めを指定しているホテルビーチさえもあることを知るのです。


沖縄生まれ、沖縄育ちの呉屋さんは、

あらためてショックを受けました。

海が好きなのに、

自分が海に入ることで、

大切に思っていたサンゴを苦しめていたなんて、と。




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・・・正直に書きます。

・・・・・・これを書いている私も、

呉屋さんと出会い初めてこの事実を知り、凹みました。


なにしろ私は、

自分にとって心地いい、

そして効き目がやたらめったら強そうな日焼け止めを選び購入して、

塗りたくっていたから・・・。

成分を確認したり、疑問に思うこともなく。

そうして厚塗りに厚塗りを重ね、

ときには白くなるほどに塗ったものです。

ビーチでは、我が子にだって塗りました。

先にご紹介したハワイのポスターには、

サンゴに有害だとの科学的根拠がある成分が、

ズラリと列記もされているのですが、

去年使い手元に残った日焼け止めの成分表を見ると、

そのひとつが、記されていました。


で、ここで私が思ったのは、

「この情報って本当だろうか?」、ということ。

いかにも小心者が思いそうなことです。

ようするに、情報への疑いの気持ちが芽生えたのです。

拒否反応であり、

つまり耳を塞いだわけです。




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ところが呉屋さんは、果敢に動きます。

早速、

サンゴに有害であるとされる成分を含まない日焼け止めを、探します。

でも、手ごろな価格帯の商品や、

日本製品は、見つかりませんでした。

だから呉屋さんは作ることにしたのです。


もちろん簡単なことではありません。

資金も必要です。

ゆえに、クラウドファンディングで資金調達に挑戦します。

そうして見事、理解者を得て成功します。

ちなみにクラウドファンディングの協力者250名中、

97%はお顔が分かる人たち、と呉屋さん。

このことは、彼女がいかに精力的に、

そして丁寧に周囲と言葉を交わし、

健やかに議論を重ねつつ、

種を撒き、芽吹かせたかが垣間見える事実だと思います。


こうして形になったのが、

この、『サンゴに優しい日焼け止め』なのです。




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でも、わたしは疑り深いオバサンなので、

『サンゴに優しい日焼け止め』の小袋を手にとり、

ひっくり返して、

裏面の成分表をじっと見つめるのです。


【成分】

ヒマワリ種子油、酸化亜鉛、

ミツロウ、トコフェロール、ホホバ種子油


じつに、簡素。

植物油名が並ぶから、

料理レシピの材料表記のような印象。


呉屋さんいわく、

この引き算のシンプルレシピを実現させることにこそ、

お金がかかるのだそうです。

素材が良ければ、あれこれ加えなくても美味しい。

やっぱり、料理と似ています。

各成分の役割は、以下。


酸化亜鉛 紫外線を乱反射させ、皮膚を守ります。この酸化亜鉛は高価なため、あまり使われないのが現状。なお『サンゴに優しい日焼け止め』には、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどの合成化学物質は含まれていません。

植物油 酸化亜鉛の粒子を肌にのばし浸透させ、かつ水を弾きます。

ミツロウ 優れた保湿効果と抗炎症作用、抗菌性、防水性を与えてくれます。

トコフェロール 自然由来のものを使用。酸化防止剤の役割。   



どれも、自然界由来の成分なのが気持ちいいなと。

容量は1パック15g。

全身に塗る場合で、約2回分。

価格は1パック550円。



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使ったのちは、

切り口をくるくるくるっと巻き、輪ゴムで止めればOK。

中身がこぼれることなく、

ポーチに入れて持ち運びもできちゃう手軽さ。
試しに、イジワルな気持ちでぎゅっと握ってみたけれども、

私の力では、洩れ出てくることはなし!

洒落た容器入りにして販売価格が上がるより、

サンゴにも、そして肌にも優しい日焼け止めを、

お安く買える方が、私は好み!


しかもこの、使いきりのサイズ感が丁度いい。


前の夏の海遊びの折に買った日焼け止めの残りを、

使うか否か、毎夏、逡巡していたから。

匂いを嗅いだり、肌に伸ばしてみたりして・・・。

あの、古い日焼け止めを絞りだすときの、

怖いもの見たさともいえるドキドキ感は、不必要なストレス。


・・・もうひとつ白状すると。

娘が幼い頃、私は彼女のためにと、

肌に負担が少なそうな天然成分でできている日焼け止めを、

選び、買っていました。

でも、価格が高めなので、

子どもが大きくなり、頑丈になるにつれ、

成分にこだわることをやめました。

だけどこの『サンゴに優しい日焼け止め』なら、

1パック550円!

わりと敷居が低いなと。

だから、

たとえば子どもにだけ使うもよし。



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それからサンゴ礁エリアで泳ぐときだけ、

この日焼け止めに切り替えるもよし。

もちろんなんどきも、

『サンゴに優しい日焼け止め』を使うことは、素晴らしい。

とはいえ、これまで使っていた日焼け止めから完全に移行するのは、

かなり勇気がいること。

でもだからといって、100%にこだわり二の足を踏むより、

出来る範囲から変えちゃう、

それでも、いいのではないかな、と。


ゼロから100を目指すのではなく、

気軽に1にする!


でも、この軽やかな1が1000人集まれば、

大きな数字になるわけなのだから。


というわけで我が家は今夏より、

『サンゴに優しい日焼け止め』を常備。

夫がゴルフを楽しむ日用、

娘が外で遊びまくるとき用、

家族全員で海遊びをする日用として準備。



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サンゴ礁エリアで、ビーチで泳ぐ前に、

手にした日焼け止めの成分をチェックする、

まずはそこからでもいいかもと。


呉屋さん、

サンゴへのおもいやりと気づきを、ありがとうございます。



*サンゴに優しい日焼け止めHP  http://sango.okinawa/



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追伸
このブログ記事をシェアしてくださった皆さま、
ありがとうございました。
うれしいです。                治華







by dokoshima | 2018-03-01 14:07 | つくりびと+つかいびと | Comments(0)


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